和泉市の人に聞きました。あなたにとって「アート」とはなんですか?

01松尾寺高岡保博さん

歴史的な裏付けがあるものが、
芸術なんじゃないかと思います

松尾寺のルーツは1300年前、役行者が開いたとされています。最盛期には、寺領7000石、1000人の僧兵を抱えていましたが、1581(天正9)年、織田信長に焼き払われてしまいます。現在の本堂は、豊臣秀頼が、四天王寺にあった阿弥陀堂を移築しました。

住職の高岡さんいわく、「松尾寺は、徳川家から補助をもらっていた」らしく、日本を代表する武将たちとの関わりも多く、歴史の舞台で、重要な役割を果たしてきた、天台宗の名寺。4月の第1日曜は、「桜まつり」が開かれ、ご本尊の如意輪観音菩薩が御開帳される。
松尾寺|大阪府和泉市松尾寺町2168 TEL.0725-54-0914 Pあり

02和泉リサイクル環境公園大野雅世さん

花壇でも、色の配色や花の位置を
考えることは創造的ですよね

1999年のオープン以来、和泉リサイクル環境公園に務める大野さんは、季節ごとに変わる花に合わせて、花壇を世話しています。「もともとラベンダーを最初に育てた園なので、初夏にはラベンダーがとてもきれいに咲き誇りますよ。また、2月〜3月にかけて大人気なのがしだれ梅です。枝からこぼれるように咲く梅の花びらは、息をのむほどの美しさです」。

もともと埋立地だった広大な敷地に、1月から2月には日本水仙、春にはチューリップ、初夏にはラベンダー、夏にはひまわり、秋にはコスモスと、1年中、美しい色とりどりの花を咲かせます。
和泉リサイクル環境公園|大阪府和泉市納花町407-15 TEL.0725-55-6969 8:00〜17:00(入園は〜16:00)月曜休(祝日は開園)、年末年始休 入園無料 Pあり

03和泉市いずみの国歴史館白石耕治さん

古代の人々が残したものは文化であり、
アートだと思います。

考古学がご専門の館長代理の白石さん。「池上曽根遺跡や和泉黄金塚古墳など、和泉市には有名な遺跡がたくさんあるんですよ」。遺跡の発掘出土品のほか、地域で守られてきた古文書など、貴重な資料を所蔵しています。

発掘出土品の整理も行い、特別展は年2回開催。
和泉市いずみの国歴史館|大阪府和泉市まなび野2-4 TEL.0725-53-0802 10:00〜17:00(入館は〜16:30) 月曜休(祝日は開館、翌日休)年末年始、展示入れ替え期間中休 入館無料(有料の場合もあり) Pあり

04トラットリア ルチアーノ平野智之さん

見た目だけの料理はイヤですが、
色合いや香りも料理の芸術性ですよね

さすが、芸術の国の料理をつくる平野シェフならではのアート観。ご自身の料理については、「イタリアのクラシックな感じを出したくて、グアンチャーレなど、イタリアの伝統食材を大切にしています」。

2017年で10周年のレストランの自慢は、和泉市の契約農家から届く新鮮な野菜。写真のパスタでも、珍しいロマネスコなどがふんだんに。ランチ1,700円。ディナー3,000円〜。
トラットリア ルチアーノ|大阪府和泉市のぞみ野3-1-20 TEL.0725-26-0666 11:30〜14:30 18:00〜22:00 日曜休 Pあり

05萌えぎ志貴由知さん

空間やうつわ、日本的な美は
世界に誇れると思いますよ

「久保惣記念美術館の後、立ち寄ってくださる方も多いですよ」と大将の志貴さん。確かに、こちらの会席はアート鑑賞後に余韻に浸りたいときの食事にぴったりで、写真の織部焼に盛られた造りや色鮮やかな焼き物などは見ているだけでうっとり。

先付のフグの白子豆腐が美味! 昼出される季節のミニ会席2,500円。「飛露喜」「新政」など、通好みの日本酒も揃う。|萌えぎ|大阪府和泉市のぞみ野1-12-25 TEL.0725-55-8036 火〜金曜:昼11:00〜、13:00〜の二部制。夜17:00〜。土・日曜:夜17:00〜、19:00〜の二部制。要予約。月曜休(祝日は営業)月イチで火曜休 Pあり

06和泉シティプラザ川野貴志さん

癒し、憩いがあるもの。
平和じゃないと楽しめないもの

今をときめく山口晃の『和泉市名所圖畫』、宮島達男の『時の庭』など、アートワークも多彩な和泉シティプラザ。写真右下、土屋公雄の『時の地層』は、和泉市の伝統工芸、ガラスのチップを幾層にも積み上げています。

2003年オープン。図書館、多目的ホール「弥生の風ホール」などが入る複合施設。和泉市生涯学習センターの川野さんの言葉通り、プラザ全体がまるで芸術作品のようであり、アートを楽しみながら、市民が憩える場所となっています。
和泉シティプラザ| 大阪府和泉市いぶき野5-4-7  0725-57-6660(代) Pあり